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暗い冬 と 電話

最近めっきり暗くなりました。

もう、この暗いイギリスの冬には慣れてきてはいるけれど、最初の数年は「こんなの嫌だー」って気分がブルーだったのを思い出します。

あっという間に一日が終わっちゃう気がする・・・ってのがまず良くないし。

・・・と書いたところで、前の職場のクライエントから電話が入った。

本当は、こういう電話に対応するのも良くないのかもしれないけれど、彼にとって私は少なくとも、やることが無い時におしゃべりをしてくれる相手らしい・・・ 彼は20歳そこそこの若者だけど、アスペルガー症候群という部類の自閉症を持っているから、人付き合いが今一歩上手でなく、私が仕事してた時も、彼と会う時は、あれこれと話題を提供するのが仕事のようなものだった。

そういえば、今日はひさびさに、1日自分の時間が持てたので、昼過ぎに、別の元クライエントさんのお母さんにも電話をしたのだった。

彼女はもうすぐ88歳。すごく気丈な人で、自分からヘルプを求めない・・・でも、ロンリー。たった一人の息子は、とっても気難しくて頑固な知的障害者だし、ご主人はとっくの昔に女を作って家を留守にしていて、そのまま病気で早死に。

優秀で裕福なキャリアウーマンだったから、超上流社会的な暮らしをしていたけれど、子育てが始まってから・・・つまりもう50年近くは仕事をしてないし、アメリカに住んでたので、アメリカからの年金で暮らしてる。とっても素敵なケンジントンにあるスタジオフラットに1人住まいなのだけど・・・いろんな状況を総合しても、彼女の年で「お友達」は少ないし、息子の難儀な部分を分かってくれる人はいないのが現実。仕事をしていたときは、時折電話を入れて、彼女の話に耳を傾けたものだった。

仕事とプライベートとの境界線はきちんと持つべきだけど、私の30分が彼ら、彼女の日常に光をもたらせるくらいの時になるなら、特に、先が長くないな・・・と感じる88歳の彼女とは、少しでも多くの時間を笑い声でシェアできればいいなと思う。20歳の男の子はきっとそのうち、本当のお友達を作れる日が来るだろうし・・・

夜長な冬だからこそ、余計かな?
人と人のつながりの中に、あったかさを感じる。
by nu2meg | 2004-11-09 03:10 | 日常

気の向くままに・・・ 流れに身を任せて。


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