ヨーガの世界観 3 ハタヨーガ

*QCI(インド中央政府が行う資格制度)のハタヨーガがカバーしてる部分の復習です。

ヨーガのアサナと、ヨーガではないスポーツとの相違点

目的
パタンジャリ・ヨーガスートラ
心頭滅却すれば火もまた涼し。
ハタヨーガ
肉体が安定することで完全な健康と軽やかな肉体を保持できる。
精神的なゴールは悟り

ノンヨギ
健康・長寿・フィットネス・スタミナ・持久力・美形・筋トレ・スキルアップ・競争

特徴
ヨーガ
ゆっくり・心が常に肉体に伴う・集中力・競わない・最終ポーズで止まること(スタティック)により、肉体を超えた瞑想的な体験が可能。

anabolic 終了後にスッキリと気持ちがよく、次の行動に意欲的に取りかかれる。

アサナによって食欲増進することはなく、多く食べずに軽やかに保つように食事量を減らしたくなることも。

人を落ち着かせ、自信を持たせ、我慢強くさせる。

ノンヨギ
基本的には、繰り返し、早い動き。ジムでの運動のように心あらずでも可能なものもある。道具や器具などが必要な場合が多い。

catabolic ほとんどの場合、疲れて休息を必要とする。

動いた分、食べて補う。動物性たんぱく質やビタミン。ミネラルサプリなども要求されることも。

特に心への影響はないけれど、場合によってはさらに競争心を高め、攻撃的にすることもある。


ハタヨーガ
難解な書物:goraksh shatak, yoga bija, goraksha samhita, shiva samhita
わかりやすい書物:
1) hatayoga pradipika: by Swatmaranji 15C
ハタヨーガを作った、マセンドラナースの流れでnatha yogi そしてハタヨーガが生まれたこと、そして数々のテクニークも記されている。
  1章)アサナ&ミタハラ(食べ物)
  2章)シャットカルマ(洗浄)&プラナヤーマ(呼吸法)
  3章)ムドラ、バンダ、クンダリニ(エネルギーのコントロール)
  4章)サマディへの道、テクニーク
2) gherander samhita by Gherander 17C
ゲーランダ(Vaishunav Rishi)が弟子のChandakalpaliに伝授する形式。
ガタッシャ(壺)もしくはサポターンガヨーガともいい、体をしっかりとヨーガの炎で焼き固めないといけないとする。そのため、体を浄化するシャットカルマや体づくりのアサナ、食べ物などについて詳しく言及されている。
  1章)Sodhanam 浄化 クリア、シャットカルマによる
  2章)Drdhata 体の強化 アサナによる
  3章)Sthairya 体の安定 ムドラ&バンダによる
  4章)Dhairya 辛抱強さ プラヤハラによる
  5章)Laaghavam 軽さ プラナヤマ
  6章)Pratyakshancha  直接的に受け取ること 瞑想による
  7章)Nirliptancha 隔離・自由  サマディによる
3) Hatha Ratnavali by Srinivasa Bhatia Mahayogendra : 84 asanas


ガタシュッディ シャットカルマ(shodhanam/purification)
Dhauti 内臓浄化
Basti 腸の浄化
Neti 鼻腔の浄化
Nauli 腹部を筋肉を動かすことで浄化
Trataka 眼のトレーニング
Kapalbhati 鼻腔と頭蓋の浄化

*ゲーランダサンピータには20種類の方法が詳しく書かれている。肉体の浄化のみならず、精神的な浄化、エネルギー的な浄化も含めて、まずは浄化しないことには先のステップに進むべきではないという考えがあるが、浄化が必要ない場合にはすべきではないとも書かれている。また、すべての浄化は経験者の監督下で行われるべきとされている。

*ハタヨーガプラディピカ:ストラネティ(コットンでの鼻洗浄)ヴァストラ(布を用いた胃洗浄)のみ言及。
*ヨーガスートラ:心をクリアにするため。集中しやすくするためのソーチャ。

ミタハラ 食べすぎないバランス良い食事

Bhagwad Gita
サトウィックな食べ物は消化にも良いし軽い。ラジャスティックな食べ物を食べると攻撃的になる。タマシックな食べ物を食べるとダラダラするというふうに、トリグナの視点からサトウィックな食べ物を推奨する。
薬としての食事という考えも持つ。

Gorakshanatha
ヨーガをマスターできるかどうかの決め手は食べ物であるいうくらい、ミタハラには重点を置き、ちょっと足りないくらいかもというくらいが、最も肉体が活性する。

gherada samhita
もまた、ミタハラに重きをおく

HathaYoga Pradipika
胃の半分は食べ物。4分の1を水分、残りの4分の1を空けておくようにと諭し、食べ物は、スムーズで喉越しが良く(shsnigham) 、食べたいと思わせるもので、自然の甘みがあり,シヴァ神に捧げても恥ずかしくないものを食べるようにと記載されている。
また、ミタハラに沿わないのであれば、ヨーガの道には進めないとまで言い、食べるといいもの、食べてはいけないもの(時間が経ったもの、あたため直したもの、塩辛すぎるものや、酸味が強すぎるもの、たくさんの野菜を一気に食べること)なども詳しく記されている。

ということで、ハタヨーガにおいての食べ物はとっても重点を置いていることがわかります。

Badhak Tattva बाधक तत्त्व  失敗の原因
1)Atyahara  アティアハラ  食べ過ぎ。
2)Prayaasa プラヤーサ  やりすぎ。特に肉体を酷使し過ぎること。
  Pravaas プラヴァース  旅行のしすぎ:不安定な日常
3)Prajalpa プラジャルバ  しゃべりすぎ。陰口を言うこと。
4)Niyamagraha ニヤマグラハ すべきことを頑なにしようとしすぎる。
5)Janasanga ジャナサンガ 足を引っ張る人と付き合うこと。
6)Laulyam ローリアム   気が散ってしまうこと。あれもこれも・・

Sadhak Tattva साधक तत्त्व  成功する要因
1)Utssaha ウッサァーハ  やる気満々
2)Saahas  サーハス   勇気
3)Dhairya ダエリア   我慢強いこと
4)Tattvajnana タットヴァギャーナ  修行の根本の哲学を知ること
5)Nischaya ニシュチャヤ 絶対にやるというかたい決意
6)Janasanga Parityaga ジャナサンガ パリティヤガ 足を引っ張る人には関わらないこと


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by nu2meg | 2017-05-01 20:02 | インド

気の向くままに・・・ 流れに身を任せて。


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