ヨーガの世界観 2

ヨーガ योग

ヨーガという言葉が載っている最も古い書物は 『リグ・ヴェーダ』
ちなみにヨーガという言葉も、「ヨーグ」という方がオリジナルに近い。サンスクリット語は最後の言葉を伸ばす、やわらかな言葉らしく(多分、大和言葉もそんな雰囲気?歌うように喋るというか・・?)、ヨーグァと伸ばすことで、ヨーガ。語源のユージの意味は、「つながること」= 『心が宇宙的な真理につながること』

*というように、ヨーガという言葉ですら、英語表記をすれば yoga
ヨガなのか、ヨーガなのか、なんてわからない・・・同様に全てのサンスクリット語が英語表記の場合は非常に読みづらく、正しいのかもわからない・・・

そこで、私はインド人の友達にヒンディ語表記にしてもらったりして、発音の部分はちょっとクリアに。(ヒンディー語習ってても、未だにほとんど喋れないんだけどね。。字を習うことに意味があったようで・・・笑)ヒンディ語が難しいのは、語源がサンスクリットだからということがよーくわかった・・・

両方とも、1つの単語に意味が10個とかあって、状況に応じて意味が変わる・・・まるで単語が漢字一文字の印象で、漢字の熟語を作るためのもう一つの漢字は文章全体像が構成しているという雰囲気。3D?4D? 更には、多くの言語が論理的な右脳を使うのに、日本語は左脳を使うというけれど、同じことがヒンディー語にも言えるらしい!(分法的な言葉の並びも同じだし、音を言葉の雰囲気で表現するという他の言語にはあまりない表現法もあるし。:例えば、ガタガタに関してはヒンディ語もガダガダでほぼ同じ!)

ドイツ人の科学者が、オームという言葉を砂に聞かせたら、よく見るあのオームというサンスクリット文字を砂が形成したという話があるくらい、正しい音が非常に大切で(ヒンディーも発音がすごく難しい!)、エネルギーそのものを表記しているという・・・ちなみにオームは万物の始まりの音でありエネルギー。432ヘルツの周波数でチャクラシステムとも共鳴しているために真の癒しをもたらす音だとか。

日本の狛犬の「あおん」は多分同じだと思うから、オームをチャンティングするときには、「ぁおーん」と音も楽しむと、ふとした拍子に内在神的な大きなエネルギーとつながることができる。

マントラに重点を置かなかったヨーガインスティチュートの創始者も、ある日正しいマントラを聞かされたら、マントラで呼び出した神が目の前に現れて驚いたという。それくらいパワフルなのが、正しい発音。日本の言霊とも近い何かがありそう。

なので!ヨガではなく、ヨーグァ。 
試験勉強じゃなくて雑学豆知識になっちゃった・・・笑

ヨーガの歴史

インダス文明のモヘンジョダロ遺跡からも、ヨーガの瞑想やアーサンが見つかっていることから、その歴史は5000年に遡るという。

ヴェーダ(インドのバイブル)にはシヴァ(アディヨギ)が最初のヨギとしてその名を記されている。

シャットダルシャン
インドの6つの古典哲学

大きく分けて2つ決め手はヴェーダの’大いなる存在;神’
1)ナスティカ  ヴェーダを信じない。
   仏教
   Jain
   Charvaka
2)アスティカ  ヴェーダをベースにしている。
   Samkya - Yoga
   Nyaya - Vaisheshika
vedanta - Mimamsa

サンキャ哲学 
アーユルヴェーダやヨーガの基本にもなっている哲学
1)世の中は絶対的な神なる存在:プルシャ
2)変化するプルシャ以外のもの;プラクルティ
で形成されている。
プラクルティは、トリグナ(3つの性質:サトヴィック:純性、ラジャスティック:動性、タマシック:鈍性)の性質によって23の要素に分類される。

サットワからブッディという知性が生まれ、ラジャス・タマスの影響を受けるに連れて、アスミタ(エゴ:アハンカーラともいう)が生まれ、

マナス(心)
5つの感覚器官(聞く・感じる・見る・味わう・匂う)
5つの活動器官(言葉・手・足・排泄・生殖)
5つの微弱な要素(音・温度・光・味・匂い)
5つの原素(マハブタ)(空間・風・火・水・土)

という風に万物が形成された。

いわゆる「この世は、プラクルティ」の世界。
「あの世は、プルシャ」の世界。

この世の苦しみを克服するためには、なるべくサトウィックな状態に自分をおくことで、エゴを開放すれば、ブッディ(知性)に戻ることも可能、そうすればプルシャに戻れる(サマディ;悟り)とする。

そのために、食べ物もサトウィック。(玉ねぎやニンニクなどの刺激物も取り除いた、穏やかな食事:日本人にはあまり難しくないと思うけれど、唐辛子やスパイスの使用が半端じゃないインドの食卓では結構きついと思う)

心ももちろん、サトウィックに・・・ということで、日常の中に穏やかさが求められる。

ギャーナ哲学
人生は悟りのため。もう輪廻を繰り返さないように精進するためにあるとする。またその状況を素晴らしいと考えるよりも、悲しみや苦しみがない状態と考える。
* 知的な3つのアプローチ 叡智に耳を傾け、心と統括し、瞑想する ことで、間違った考え、悲しみや苦しみから逸脱する



クラシカル ヨーガ  BC500年から、AD800年
紀元前250年: マハルシ・パタンジャリ が最古の文献であるヨーガスートラを綴る。人類の進化と精神性について簡潔かつ深く195の短文にまとめたもの。インドの文化として書き記すよりも語り継ぐ方法が主流だったことから、それ以前の文献はなかったと思われる。

योग चित्त वृत्ति निरोध ヨーガ チッタ ビルッティ ニローダ(ハ)
ヨガは心のざわつきをコントロールすること。
ヨガは集中であり、サマディー悟りを拓くこと。


ポスト・クラシカル  AD800−1700
ハタ・ヨーガが生まれた時代。その頃には多くのヨーガのスタイルがあったとされているが、ハタ・ヨーガを作ったのは、ヨギ・マッセンドラナース。その頃主流だった、タントラヨーガから、リチュアルな部分を省いた形式だと言われている。

ह ha 太陽   スーリア・ナリ(右の鼻から入って来るエネルギー) 
ठ tha 月  チャンドラ・ナリ(左の鼻から入って来るエネルギー)

二つののエネルギーはチャクラで交差しつつ融合、バランスが整うと中心にシュスンナ・ナリが流れ、ベースチャクラ(ムラーダ・チャクラ)に眠っているクンダリーニが覚醒されるとされる。このクンダリーニを覚醒させるのがハタ・ヨーガ。そうすることで、悟りサマディーへの道を拓く。

エネルギーの悪用も可能であるため、ヨーガはあくまでも師匠から弟子に伝えるものであり、いろいろな方法はかなり秘密に包まれていたとされる。

केवलं राजयोग only for raj yoga より高いレベルに進むためのヨーガ

 ハタ・ヨーガの書物
シヴァ・サンピータ
ハタヨーガ・プラディピカ (15世紀 スワトマランジー著)
ゲーランダー・サンピータ (17世紀 ゲーランダー著)

4つのヨーガの道

1)カルマヨーガ(クリアヨーガ)
全ての人は自分も含め、大いなる宇宙の一部でしかないのだから、エゴを捨て、利他的であることが大切と考え、日常のカルマ(ここでは行動の意味)に重点を置くヨーガ。

2)ギャーナヨーガ ज्ञान (Jnana;どう見ても、ジャーナとかニュアーナだけど、発音的にはギャの音。この音は、叡智・知的なものを表す時に使われていて、3rdEYEとの関わりが大きい)
知的なヨーガ。問答や瞑想から、真実を求める。

3)バクティヨーガ भक्ति (バは、バハの発音なので、ちょっと深く発音。バハクティだとハが強すぎるのだけど・・インド人はインドのことを、インディアと言うよりも、バハラットと呼ぶ。そのバハと同じ字)

絶対的に自分を捧げる献身的なヨーガ。チャンティング・マントラを唱えること祈りを捧げることで、大いなる存在、人類愛を身近に感じていくこと。

例えば、マザーテレサ的な生き方

4)ラージャヨーガ
科学的なヨーガ。知性、瞑想、呼吸法、集中から悟りの世界へ進むこと。
ハタヨーガは、肉体をコントロールすることで心のコントロールも可能とするというシステムなので、ラージャヨガの最初のステップとされている。

ということで、一般的にヨーガポースを取り入れたヨーガは、ラージャヨーガの一部でしかなく、ポーズの前提としてヨーガと心のコントロールという原則が存在しない場合は、伝統的なヨーガとは到底言えないということがよくわかる・・

逆に言うと、今までヨーガなんてきちんとしたことがなかったと思っていた私だけれど、カルマヨーガの道をもう進んでいたんだ!という風にスピリチュアルな生き方イコールヨーガとも取ることができる。

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by nu2meg | 2017-05-01 15:12 | インド

気の向くままに・・・ 流れに身を任せて。


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