ドライバーさん

インドの都心部において自分で運転する・・・・という外国人は自殺行為なようなもの・・・
まあ、とにかく交通量も凄ければ、ルールがないんじゃないかというような感覚にも襲われる。
実際に、逆走してる車にも出くわすし・・・
急に、オートリクシャーとか飛び出してくるし・・・

クラクションが延々と鳴り続け、ブーブーうるさいなあーと思ったら、自分が乗ってる車が延々とブーブー言わせていたりする。

クラクションなしだと危険という認識の元だから、確かに道を歩いていてクラクション鳴らされることはしょっちゅう。「危ないよ」というよりも「通るからね」に近いあいさつなのかもとも思うけれど、まあ、必要以上にクラクション。「はい」は一回でいい・・・というように、「クラクションは一回でいい」と言いたくなるくらい、「ピピピー。ぴっぴー。ピー、ピー」と繰り返される。

会社がレンタル会社を通して用意してくれていたドライバーさん。
第一号さんには、お目見えする前に、主人に交代させられていた。

なんでも、英語は喋られるものの、執拗に喋りかけられたらしいし、「あのお店に連れてって」と頼むと、「いや、もう閉まってるよ」と勝手に閉まっていることにして、さらに嘘の電話までかけて、一人会話。
「ああ、オタク何時まで? そう?わかった、7時までね。」という具合で、閉まっててもいいから連れて行けと主人が強制的に連れて行かせたら、しっかりお店は9時まで営業してた・・・みたいな風に。

そして第2号さん。下見の時にお世話になって、よかったなと思ったのは、息子が車の中でゲロってしまった時、嫌な顔せずに対応してくれたところ。でも、英語があまり通じない。そして通じ方がやっぱりちょっと都合がいい。それに、主人がいる時と、私だけの時はちょっと態度が違うように感じる・・・

うーん、どうしよう・・・この人・・・個人的に雇う?

見るからに、あまり幸せな幼少時代を過ごしてなかったのかなと感じるぶっきらぼうな人相で(失礼だけどそう感じた)、どうせなら毎日見る顔は、穏やかな気持ちになれる人がいいなと感じていて・・・

実際に悪い人ではないとは思うけれど、ちょくちょく気になる点が見えるたびに、うーん・・・とうなってしまった私。

決め手は、私が現地ツアーに参加した時、電話持っていなかったので、帰りのお迎えの電話を、ツアーガイドにお願いしたのだけれど、その時がなんだか嫌な対応で・・・迎えに行くと言ったと思ったら、なかなか来ず、おまけにタクシーでも拾って車のところまでくればいいんじゃないの?というようなことをツアガイドに言ったらしい。

ガイドさんは、最初はまあ、ドライバーにも色々いるとは思うけれど・・・きっといい人だとは思うけれど・・・と言ってくれていたのだけれど、ドライバーが現れて、その時の態度(ほぼ無視という態度)でプチっと切れたらしく、別れ際にこそっと「ドライバーまだ確定してないんだったら、替えた方がいいと思うよ」と一言。

電話でしゃべったのだから、一言「どうも」でも会釈でもすればいいものを、自分には関係ないという傲慢な態度に触ったのだと思う。(多分、身分の高い人や知っている人に対しては、腰低くいい顔するけれど、低い人や自分に全く関係ない人に対しては、傲慢な態度・・・)そして私だって、そんな人はちょっとなあ。と思ってしまっていた。ちなみにツアーガイドさんは、スラム育ちなのだけれど、すごく礼儀正しくて社会にも公平な目を持っていて、話をしていてすごく好感が持てた、心が綺麗な人だった。

そもそも、ドライバーが必要なのか?
こんな渋滞を生んでいるのは、個人車が多いからなんだから、タクシー使えばいいじゃない?
学校にもスクールバスあるし・・・毎日そんなに使う?みたいな。

それでも、やっぱり総合して考えれば、ドライバーはいた方が絶対に便利だし、そうでなければ困ることも多いというので、ドライバーを雇う方向へ・・・

そんな時、会社で異動する人のところのドライバーさんは?という話になり・・・
うちのドライバーさんはすごーくオススメだよ!というドライバーさんに会い、即、そのドライバーさんにお願いすることにした。

英語も喋られるし、とっても礼儀正しい紳士。
英語喋れると、おしゃべりなインド人は噂話とか色々始めちゃって不都合なところもあるよと聞いていたので、どうかなと思ったけれど、彼なら大丈夫。誠実さが滲み出てる。

こっちから話しかければ、色々おしゃべりしてくれるけれど、不要には話しかけてこない。
降りるときは、ササっと先に降りて、ドアを開けてくれるし優しい笑顔。
やっぱり目が優しい人はホッとする。
運転も丁寧でやたらクラクションは不必要に鳴らさないからホッとする。


先日は街中で、あの白い衣装の人は特定の宗教?と聞くと、ピュアベジタリアンの服装だよと教えてくれた。その流れで実は彼は仏教徒なんだということも分かったのだけれど、「でも神は神。どんな宗教の神でも自分にとっては神だと思う」と一言。

今日は、ドライバー歴を聞いたら、結婚以来22年。実は今日は22年の結婚記念日なんだと。
何か特別なお祝いするの?と聞くと、「いやいや、毎日が特別だよ。」
何だー。この素敵なドライバーさんはっ!
ああ、彼に決めてよかったー!
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by nu2meg | 2016-05-15 12:24

気の向くままに・・・ 流れに身を任せて。


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