人智学的な放射能の捉え方

放射能とはなにか ルドルフ・シュタイナーの人間観から という本がアントロポゾフィー(人智学)協会から出てきます。
あまり熟読する時間がなくて、1度サラっと読んだだけなのだけれど、その中で印象深いことをシェアします。(薄い本なのだけれど、真に理解するためには時間を要しそうなので・・・)


まずは、人智学的な自然科学の「捉え方」から入っていくという内容で、まったく話がずれるかもしれないのだけれど、私が感動したのは、なぜ木を燃やすと火が出て燃えるか。

答えは、それは木が太陽にたっぷりあたって育ち、その太陽エネルギーを幹に貯蓄したから。

ううーん。さすが!(・・・まあ、これでドン引きする人もいるでしょうが)
シュタイナーという人は本当に自分を世界の一部として捉えながら、全体的に世界を捉えた人なんだなあ。

ちなみに、イネ科植物というのは、太陽のエネルギーと密接に関係している(太陽と地球が一体だったころに由来する食物 BY:Gグローマン)だそう。


そして、ベクレルさんを始め、「自然放射能」を人間がいかに発見してきて、研究してきたかということにも触れられ、(研究していたキュリーさんが白血病で亡くなっている事実も含め、こういう現実になると今まで頭の中にうっすら入っていた記憶が生々しく理解できる気がする)、それがシュタイナーの生きた時代に起こったこと、ベクレル氏の放射能発見から42年後にはウランが核分裂することを発見、そしてその7年後に日本への原子爆弾投下という歴史。

シュタイナーは1919年にウォルドルフスクールを作って、6年後には他界しているのだけれど、なくなるまで人間が人工的に操作し始めてしまった放射能について懸念していたらしい。

そして亡くなる半年前にバイオダイナミック農業の元となる農業講座が行われたそう。そこではちょっとその魔女的なことで有名な?調剤について語られたらしいのだけれど、例えば・・・

   牛糞を牛の角に詰めて、宇宙の作用を吸収するように冬の間地中に埋めて作る、
   大地を蘇らせる500番調剤。

   ノコギリソウを鹿の膀胱につめ、夏は日の当たる軒下につるし、
   秋に地中にうめ、春に掘り出す502番。

???でしょう?なのだけれど、このシュタイナーの提唱を発展させた「マリアトゥーンの調剤」というのは、土地改良や放射能汚染防除に効果が高いと、ドイツのバイオダイナミック農家で今でも使われているもの。チェルノブイリの時も、バイオダイナミック農法の生産物は放射能汚染をかなり免れたようで、それをしったスイスは、国家としてバイオダイナミック農法を推奨したらしいです。


もうひとつ、なるほどーっと思ったのは、著者が学生時代に感じた、
「これほどにも害毒を流す人間など、ほんとうはいない方が地球のためによいのではないか」という疑問。そしてそれに答えてくれたシュタイナーの「一般人間学」という本との出会い。

「もし人間がこの大自然の中に存在しないならば、自然はいったいどのようになるだろうか」という問いかけ。「この問いを科学者に問いかけてみてください。すると科学者は、人間は農夫として大地を掘り返したり、機会で変化させたりする。けれども、それらは自然にとって大したものではない。人間がいなくても、鉱物や植物や動物はかわりなく進化するだろう、と答えるでしょう・・・・『しかし、それは正しくありません』」



やっぱり、分離ではないということですね。
今起こっていることも、自分の一部に過ぎない。

本は深くて、深く理解できないのだけれど・・・(汗)
基本的に、始まりあえれば終わりありということも書かれていて、早かれ遅かれ地球が消滅するのも自然淘汰でもあるということも。

シュタイナーが生きていれば、今どんなふうに世界を観て、どんな提唱をしてくれるんだろう・・・
そんな風に思いながら読みました。


放射能はエーテル体(オーラみたいなもの)を傷つける・・・といわれているので、いわば自分磨きの時でもあるのかなあなんても思ったり。
そういえば、ソーラムオイルも ソーラーだから、太陽の光でもあるだろうし・・・
物理的なレベルではないレベルでの成長の時がきている象徴でもあるのかな・・・

ちなみに著者のまとめは

「恐怖からではなく、大自然の仕組みのすばらしさを知り、今、ここに存在することの意味を考え、共に生きる人間社会のあるべき姿に思いを馳せて、精神的・美的観点に背反しない理想へと向かおうと強く意志するとき、私たちの中に新しいエーテルの力が生じてくるでしょう」

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by nu2meg | 2011-12-02 11:23 | 日常

気の向くままに・・・ 流れに身を任せて。


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